06 : 20センチ上の視界には、どんな世界が広がっているのだろう。
06 : 20センチ上の視界には、どんな世界が広がっているのだろう。


 高いヒールを履いて、
 爪先立ちで並んでみても。
 同じ高さにはならない。

 なれない。


 どんなに背伸びをして見せても。
 どんなに追いつきたいと思っても。
 あなたは、どんどんあたしの先を行く。

 いつか同じラインに立って、
 同じ視点で物を見て、感じ、語りあうことはできるのでしょうか。

 ねえ、先生。