08 : きっと僕達は、二人、こうして出逢う為に生まれてきた。
08 : きっと僕達は、二人、こうして出逢う為に生まれてきた。



 それはこの世の奇跡。
 何億分の一の確立で、僕らは出逢ったのだ。

 どんなに素敵なことだろう。
 どんなに素晴らしいころだろう。

 ほんの少しの偶然と必然。
 ほんのひとつ、何かが違っていれば、出会うことなんてなかったかもしれない。
 こうして惹かれあうことすらなかったのかもしれないから。

 今、ここにある奇跡にぼくは感謝する。
 なにも間違ってなんていない。
 それは、もう決められていた筋書きに違いないから。
 だから今こそ、その思いを受け止めよう。


 さあ、ぼくの胸に飛び込んでくるがいい、おさげの女よっ。